美容師がクチばかり動くと思う

美容室の好みは人によって違います。 お客さんを神様のように持ち上げて接客してくれるお店を好む人もいれば、静かな空間で癒しの時間を過ごしたい人もいます。 美容室の方針とお客さんが要望する接客応対が一致すれば何の問題もありません。 例えばよく見るのが、中年の女性が同じような年代の女性美容師と、パーマやカットの施術中にいろんな話で盛り上がっている光景です。次から次へと話題が出てきて、ドライヤーをかけている時でさえ会話が続いている場合もあります。 この関係はまさにお互いの考えが一致しているからこそ成り立つ訳です。 しかしながら、世の中の人間全てが美容師と会話をしたい訳ではありません。元々口数の少ないタイプもいますし、美容師相手に自分の事を話したくないと考える人もいます。 しかしお店によっては、お客さんとのコミュニケーションを大事に考えている所もあります。 そういった背景があると、そこで働く美容師はとにかく必死に喋ろうと努力します。特に初めての客であれば、鏡越しに目が合う度に 、何か食いついてくるような話がないかを必死に探すのです。 休みの日は何をしてますか?とか、お子さんは何歳ですか?などプライベートな話題が中心となります。その質問に対して、ほとんどの人は愛想笑いをしながらなるべく答えるようにします。 しかし、お喋りが好きでない人にとっては、元々美容室に喋りに来ている訳ではなく、きちんとヘアスタイルを整えてもらいたいために来ているので、心の中では「クチばかり動いて・・・」と不満を感じている事が多いです。 その場で「クチばかり動かしていないで、手を動かしてください」とハッキリ言えるようなタイプなら問題ありませんが、日本人は相手の気持ちを思いやる人が多いですから、美容師に合わせて無理やり会話を続けるケースが多いです。 しかし施術が終われば、「もう二度とこのお店には行かない」と判断して、結果的に別の美容室を探す事になるのです。

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